【報告】5/18 ほくほく公開DAY
この時期に普通に見学会をやってお客さんが来るのか?
暖房、冷房いらずの1年でももっとも快適な5月は、ほくほくにとっては最も不利な季節です。見学会の申込みが入らないのでは?
真夏であれば、6畳用のエアコン1台でほくほくの涼しさを体感してもらえるのに。
真冬であれば、薪ストーブで家全体が暖かくなるところを体感してもらえるのに。
なーんにもしなくても気持ちが良くて、快適な季節に、ほくほくに来る人がいるのか。
そんな心配をよそに8組、12名の方が見学に来てくれました。ありがとうございます。
なぜ、この時期にイベントをやるかは文末で明かします。
いつもバタバタするほくほくのイベント
プロジェクターが使えない!
「健一郎さんここにあったHDMIケーブルどっかにしまった?」
「この前持って帰っちゃた。英二郎さんは持ってきてない?」
参加者が6名を超えると、プロジェクターでほくほくストーリーを紹介します。今回は健一郎さんも私もプロジェクターを持ち込みました。しかし、プロジェクターが2台あってもパソコンをつなげるケーブルがありません。
トラブル慣れしている私たちは、ちょっと小さい画面で申し訳なかったのですが、24インチのモニターに堂々とパソコンを接続し、その分声大きくすることで立派に対応(その場しのぎ)しました。
参加者の多様性
ほくほくのイベントは参加者の自己紹介から始まります。驚いたのは参加者の方の多様性です。
参加者のお住まいは愛知、長野、山梨、東京、埼玉、茨城と7つの県
イベントを知った理由も、ほくほくのWEB、facebook、インスタ、人からの紹介と5種類
全部で8組なのに、このばらけ方です。そして、参加理由も全員バラバラでした。
- 斎藤健一郎さんの記事を読み、一度現物を見てみたかった
- セカンドライフの棲家をどうするかの参考にしたい
- 建築費、ランニングコストのリアルが知りたい
- ペンションの別棟建築の参考にしたい
- 若手の建築家が自宅のリノベの参考にしたい
- エコハウス専門の建築家が「参考に見てみたかった」
- ほくほくリノベワークショップ参加者が「完成した姿がまだみてなかった」
- 長野県下諏訪町で町づくりに携わる人が「手に入れた家のリノベの参考にしたい」
といった具合です。
ほくほくを参考にしたいという想いは皆さん共通でしたので、私たちのお話を楽しく聞いてもらえたようです。
リノベワークショップに参加して以来の方がいらっしゃったのは感激です。私が参加する前から、ほくほくづくりに携わった人を迎えるわけですから、背筋が伸びる思いでした。そして、自身が設計したオフグリッドハウスに住む、建築家株式会社カメプランの大出達弘さん亀崎美智子さんが少し遅れて到着され、背筋がさらに伸びました。実際、大出さんには、話の途中に専門的なところを補ってもらい助かりました。
それにしても皆さんの自己紹介は楽しいものです。ほくほくに興味を持って足を運ぶというだけで、すでにおもしろそうな方たちと言っても過言ではありません。イベントの運営上自己紹介は1分程度に詰め込んでもらっていますが、本当はもう少し聞いていたいと思っています。
今後の課題
今後の課題、改善点は、遠方から来られる方のために泊まってみたいという需要にどう応えるか。モニター用のHDMIケーブルを、ほくほく用を準備するという点でしょうか。
いつもは思いがあふれて感極まる福島での原発被災のところを今回、健一郎さんはスルーしていたので、次回そこはしっかり話すように交渉してみます。涙あり、笑いありがほくほくのいいところですから。
イベントについてではないのですが、ほくほくの建物について、もっと風を通さないのですか?とのご指摘をもらいました。台湾の設計事務所で大きな施設の設計担当を経て、茨城県古河市で設計事務所を始めたManlaiStudioの田熊隆樹さんに足元をすくわれるような、ごもっともなご意見をもらいました。 再エネ100%で快適と言いつつ、網戸が破れてて窓を開けると虫が入ってくるので、窓を途中で閉めていたのです。網戸なおして窓をあけられるようにします!
まだまだ伸びしろがあるほくほくです。
今回の見学会の裏話
さて、今回の公開日を5/18(土)にした理由は、健一郎さんと私がそろってほくほくに来る予定があったのです。それは翌日5/19(日)に野辺山ウルトラマラソンに参加するためでした。
そういえば、昨年(2023年)の野辺山ウルトラマラソンの前日は、柏澄子×小宮山花「彼女たちの山」出版記念トークライブinほくほくをやりました。この時、マラソン参加は健一郎さん1人でしたが、今年は4名参加です。来年(2025年)も野辺山ウルトラマラソンに参加する予定なので、また前日土曜日にイベントを企画することになるでしょう。
この日ご参加いただいたペンションひまわりのオーナーの河野秀男さんは、ちょうど、野辺山ウルトラマラソンに参加される方が宿泊予定で、翌朝会場まで送迎するとおっしゃっていました。来年はほくほくイベントに参加して、ペンションひまわりに泊まって、ぼくたちと一緒にマラソンに参加する方が出てくるかもしれませんね。
今回参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました。(川合 英二郎)
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