2024-06-17

築40年の住まい。気密性能は?

2019年3/16(土)

プロジェクトが始まる前座で、既存状態の気密測定しました。
測定者はウラベ株式会社の卜部良太郎氏。
コレをする意味があるのかといえばそれまで。
改修前って気密能力としてはどれくらいあるのか?
築40年という時点で恐らく気密性能はNGの可能性大なんですが、実際数値として残せるのかは興味深いものがあります。
また、築年数が古い物件のほとんどがエネルギー駄々漏れであることを再認識するためにも一つのデータ作りとして価値はある(笑)かと思い、トライしました。
プロジェクト代表の斎藤健一郎さんのマニアックな熱望ぶりと卜部良太郎さんの高度な測定技術があってこその展開です。
これから改修していくのに以前のデータは不要かもしれませんが、気密がなぜ必要なのか?
これをもっとアピールできるようなプロジェクトとなればと思います。

結果としては建物全体としては測定不能。

つまり圧力がかけられないくらい隙間だらけ。

気密測定の装置が反応するように目張りをする卜部さんと私

なんとか圧力がかけられないものかと区画をつくり2/3程度の床面積(約40㎡程度)に絞って測定して

C値が13.5㎠/㎡。
隙間相当面積としては490㎠。
集約して凡そ22㎝角の穴でした。
かき集めるとすごいものです。
建築研究所の自立循環型住宅の改修版ガイドラインには、
実態調査から得られた仕様と断熱性能の評価が記載されてますが、ちょうど40年前以前があり、まあまあ良いセンでした。

1979年以前の建物は相当隙間面積C値は15㎠/㎡程度が目安とされている

本工事でも、中間の気密測定と竣工時の気密測定を行い、性能を数値化いたします。
改修後の目標は格段に小さい隙間を目指し、激変させたいと思います。(梶原高一)

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梶原さんの言葉どおり、気密性能は激変するのでしょうか。
結果はまた別のブログで紹介します。

気密はしっかり機密はゆるゆる

ほくほくの気密性能を上げるのはプロジェクトの課題の一つです。
でもほくほくの機密性能は測定不能の全開オープンでいくことになります。(川合英二郎)

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