「ほくほく」宿泊体験記-春-③ 使い方編
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
「ほくほく」Web担当のナオコです。2023年5月末に八ケ岳エコハウス ほくほく に家族で泊まってきたレポート第3弾です。
今回はほくほくの使い方について。
他の滞在記はこちらからどうぞ。
- 旅のハイライトと目次
- アクセスについて
- エコハウス「ほくほく」の使い方(今回)
- モデルコース。小学生連れで行ったところ、食べたもの
- ほくほく周辺のおすすめのおみやげについて&まとめ
エコハウス「ほくほく」の使い方
ほくほくは光熱費0円、再生可能エネルギー100%で暮らすことができる実験的なエコハウスです。
カギの開け閉めやセキュリティー設定など、いくつかの点では一般家庭やホテルと違います。詳しい使い方は、備え付けのガイドを見て下さい。
親しいお友達の家を借りるような感覚で大切に使ってもらうといいですね。
■使っていいもの
リネンはほくほくにもありますが、洗って干す必要があるので、私は家からシーツ・枕カバー・タオルを持参し、ほくほくのふとんにセットして使いました。これが基本です。持参するとお洗濯の手間がないので、車の方にはおすすめです。
寝袋を持参して、敷布団の上で寝る人もいるようです。
キッチンには基本的な台所用品はすべてそろっていて、調味料も各種そろっていますので、自炊の幅も広がります。斎藤さんが5アンペア生活で節電チャレンジをしていた時は、冷蔵庫もなかったと聞いて驚きましたが、ほくほくには冷蔵庫もあるし、電子レンジや電気湯沸かし機もありました。電気もソーラーでつくってバッテリーにためる再エネ100%電気だからいいんですね。
お風呂場にはナチュラル系のシャンプー・コンディショナーなどが一通りそろっていて使ってもよいそうです。もちろん自分のをもっていっても大丈夫です。
ごみは持ち帰りですが、生ごみは庭の「コンポスト」へ。バクテリアが生ゴミを食べて土に還ります。わたしの自宅でもやってみたかったのですが虫がでるからやったことのない憧れアイテムの一つです。
ほくほくの楽しみとして、こどもに人気だったのが、ハンモック!

かわりばんこにハンモックに揺られながら歯磨きをしたりお絵かきをしたり。子供のお気に入りの場所となりました。
本棚には一面にびっしり本がつまっていますので、ベランダでコーヒーをのみながら読書も気持ちがいい。

■やってしまった、ブレーカー飛ばし。第1号認定になった話
お湯は、太陽光温熱器で足りない分を薪ボイラーで沸かす仕組みです。一般家庭にあるガスなどの瞬間湯沸かし器と違って、使う分を沸かすものではないので、容量は限られています。コントローラーで湯温を確認して使う必要があります。
電気は昼間、太陽がつくった電気を蓄電池にためて使います。再生可能エネルギー100%です。30A=3千ワットまで使えるので、普通の使い方をしていれば問題ありません。
しかし! 朝食の準備中に事件が起きます。
その日の室内は21度、東京は夏日のような天気が続いていたので少し寒く感じてエアコン暖房をつけました。その日の蓄電量はほぼフルだったので、油断していました。蓄電量と電気容量がごっちゃになっていたのです。
家から持ってきた食パンをオーブンレンジ(電子レンジのトースト機能)で焼きながら、IHクッキングヒーターでスープを作っていたところ・・・。
「ブチン」。ブレーカーが落ちました。
普段ガスレンジの我が家はIHを使わないので、感覚が疎かったようです。エアコン×IH×電子レンジのオーブン機能というトリプルコンボをやっちゃだめということは覚えておいてください。え、それ普通?
私の意識が低いだけでしょうか。こうして私はほくほくのブレーカーを落とした人第1号に認定されました。消費電力の大きな家電を使うときは注意しましょう。
キッチンにはIHクッキングヒーターだけでなくカセットコンロもあります。でも、カセットボンベはごみになるし、CO2を出してしまうので、できるだけIHで済ませましょう。
天気が悪い日が続いて電気が足りない時のためにバックアップとして商用電力に切り替えることもできるそうです。でも、ほくほくのコンセプトの一つは「足るを知る」。お天気と蓄電量を見ながら、ない時はないなりに過ごす。そんな生活を楽しんでほしいそうです。
薪割り体験もできますよ。
みなさんくれぐれもお怪我しないように。軍手を持ってくるのもいいですね。(ナオコ)

次は、エコハウスほくほく に家族で泊まってきたレポート第4弾
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