2025-04-09

「通販生活」に掲載されました

通販生活「早春号」に、ほくほくが登場しました。
ライターで写真家でもある柴田大輔さんから、丁寧な取材を受けました。

普段は取材する立場なので、取材者の手の内というか、「加減」はなんとなくわかります。

あ、この人、本気だ、とすぐわかりました。

ぼくの著作はすべて読んでいて、本が付箋責めでコロコロコミックくらいふくらんでいる。

取材ノートにもびっくり。質問項目が書いてあるところまでは不思議じゃなかったけれど、これまでほくほくに関わってきた主要な登場人物や特徴まで、リストアップされていました。

柴田さんの取材ノート。蛍光ペンで登場人物にマーカーまで引かれていた

 

午後1時からはじまった取材は4時間ほどに及びました。
タイパとかコスパとかが重視される時代ど真ん中ですが、ぼくは今回、早々にそのあたりを追求するのはあきらめました。そして、じっくり柴田さんと向き合いました。

巻頭特集「原発さんに『さよなら』しよう」は、そうしてできた柴田さんのでたらめじゃない誌面です。ほくほくのほかにも、様々な試みが柴田さんの取材と筆で紹介されています。

原発の経済合理性にも安全性にも持続可能性にも、疑問符がついているのは、この特集でもあきらかです。多くの金や労働力を費やしてなお、完全系が見いだせないでたらめのエネルギー供給システムが、いまだにこの国にはある。

一度巣くってしまった腫瘤から自由になるのは簡単ではありません。

でも、じっくり煮詰めて、心地良い社会の実現に向けた策を提示していく。決して効率的ではないけれど、丁寧にものづくりをする。今回の巻頭特集も、そこで紹介されている様々な取り組みも気持ちのいい社会をつくるための、大切な歩みです。その仲間に加えていただいたことに感謝します。

いまどき、価格も350円。ぜひお手にとってご覧ください。

通販生活「早春3・4月号」 https://www.cataloghouse.co.jp/tsuhanseikatsu/

(斎藤健一郎)

人生初の薪割りに挑戦する柴田さん。いままでの初心者で一番うまかったので「またおねがいします」とスカウト済み

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